小学校生活、学校に何を望む?

子どもにとって安心・安全かどうかが1番大事!

 結論から言うと、子どもが安心して学校に通えているか、そのクラスは安全かが最大のポイントになります。問題は起こるものだし、子どもが「学校行きたいくない」と言うのは当たり前のことです。でも学校に着いたら安全に過ごせることが1番です。その中で様々な発見を楽しんでいくのです。

小学校では「心」も「体」も健康になるように過ごせばいいのです。

とにかく無理しない。楽しいことが一つでもあれば、それでいいという考えが子どもにも親にも必要だし、あれもこれも完璧にこなす必要は全くない。嫌なことがあったら、一緒に悩み、対処法を考えることが子供の成長に繋がる。

でも、もし子どもが暗い顔して学校に行くのであれば、休ませるのも選択肢。今は一人で勉強するツールが充実している時代。勉強を学校で身につける時代は終わったと言ってもいいのです。小学校の成績は、大して問題にはならないのです。むしろ人との関わり方とか、間違えた時にどう行動するか、嫌なことや苦手なことをどう上手く乗り越えるか(対処していくか)を学んでいくといいのです。

学校が安全、安心ではないと感じたら、担任の先生に相談してみるといい。そこは親が担任の先生の時間に合わせて連絡をすることをおすすめします。我が子が心配なら動けるはずです。

自分でやりたいことや仲間を見つける場所として小学校に行かせる。合わないことだってある。その時は、そういうもんだと思って過ごし方を変えればいいのです。

知や技術に便利はあっても喜びはない。素朴な発見を自力で成し遂げた方がはるかに喜びは深い。

森田 真生(2019).「数学の贈り物」(株)ミシマ社